フォート・ポータルから2時間。ピグミー族の村で会って話して暮らしを見て、考えたこと。

フォート・ポータルを起点に、世界で一番身長が低いとされるピグミー族に会いに行く旅。

行ってみたら想像以上に小さな村でしたが、バックパッカーらしい、ガイドブックをなぞるような旅とは違った時間を過ごせたと思います。

先輩バックパッカーが日本語で記録を残してくれていなければ僕も知ることがなかったので、これからウガンダへ行く方々のためにも、微力ながらここで記録に残します。

ただし、ピグミー族の存在がこうやって知られることが果たして良いことなのだろうか…というのは思うところもあります。

マタトゥを降りたら、ボダボダで村まで行きましょう

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Ntandi村でマタトゥ(乗合タクシー)を降りて、そこからピグミー族が住む村まではボダボダ(バイクタクシー)で5分ほど。

バイクで5分ぐらいの距離なら歩けるかも、と思うかもしれませんが、大した金額でもないし、素直にバイクに乗ったほうがいいと思います。

こんな何も無い道、ひとりで歩いていたら不安でしょ?

知ってる道ならいいけど、本当にここで合ってるのか?となりますよね。

ちなみに、フォート・ポータルからXtandi村までのアクセスは、別の記事で詳しくまとめています。

世界最小民族、ピグミー族が住む村へ!まずはフォート・ポータルからのアクセス方法

2019.07.02

ピグミー族は本当に身長が低いのか?

そもそもピグミー族が知られている理由は、その身長の低さにあります。

Wikipediaによれば、以下の通り。

ピグミー (Pygmy) は特に身長の低い(平均1.5メートル未満)特徴を持つ、アフリカの赤道付近の熱帯雨林に住む狩猟採集民である。中央アフリカ全体の熱帯雨林を生活拠点としている。人種学的にはネグリロ (Negrilo) と呼ばれる。現地ではバヤカとも呼ばれる。

(出典:Wikipedia – ピグミー

ピグミー族だけが身長が低い理由は、ウガンダへ旅に出る前にも興味を持って調べてみましたが、これといった明確な回答には辿り着きませんでした。

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それはさておき、Ntandi村に到着して最初に出迎えてくれたのがこの皆さん。

外国人観光客が来たときの儀式が決まっていて、流れ作業のように「よし、まずは写真を撮ろう」という感じでした。

この写真を見て、確かに身長低いな〜と思うでしょうか、いやそうでもなくない?と思うでしょうか。

比較対象がないのでわかりづらいですが、身長172cmの僕が入って写真を撮ると、首から上、頭一つ飛び出る感じです。ということは、150cm以下というのも頷けます。

成人男性で150cm以下は確かに小さいですね。

ピグミー族の皆さんと話して考えたこと

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アジアもそうですが、アフリカの人々は表情豊か。

海外に来ていることをまざまざと実感する瞬間です。

家族という単位はありつつも、数十人が一箇所で共同生活を営む、不思議な場所。ここで生まれ育った子供たちは、将来どんなふうになるんだろう。

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「小さい子供はキャンディーを舐めたがるけど、キャンディーは体に悪い、だからこれをチューチュー吸わせるの」と何度も言ってきたお母さん。

「だから、ねぇ、あなたのお金で買ってあげて!」

と繰り返し言われましたが、こういうところで安易に払ってはいけないというのが個人的な考えです。

こうやって旅をしている日本人なら誰でも払えるような金額でも、彼らは喜んでくれますが、だからこそ安易に払うべきではない。せがめばお金をもらえる、欲しいものを買ってもらえると思われるのは、結局彼らのためにならない。

でも実際には、既にそういうマインドが深く浸透している感じも受けました。

入村料という名目で50,000Ush(約1,500円)払いましたが、元々は80,000Ush(約2,400円)と言ってきましたし。バックパッカーの先輩方の記録を見る限り、50,000Ushでもちょっと高いなというなのですが。

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2つ上の写真の女の子と同じですが、目を逸らされてしまいました。

ウガンダの人たちは写真を撮られるのを嫌がる人が多かったですが、このピグミー族の場合は、そういう一般論で語るべきでもないかなと思いました。

だって、入れ替わり立ち替わり知らない外国人がカメラを首からぶら下げてやって来て、物珍しそうな目でそのカメラを向けられる、そんなことが毎日のように続くわけですから、明らかに普通の環境じゃないですよね。

そう考えると、自分がやっていることも如何なものなのだろうか…という矛盾、葛藤のようなものはあります。

だからこそ、ガイドブックにはピグミー族の情報が特に載っていないのでしょう。観光地みたいに人が押し寄せたら、お金はたくさん手に入るかもしれませんが、彼らの生活を壊してしまうことになります。

皆さんの生活の一部に足を踏み入れているという自覚を持って、節度ある行動を取るのは旅人の義務ですね。僕はできていただろうか。

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見ての通り、山あいにある長閑な山です。

毎日、何をしているのだろう。狭い村の中で、同じ人と毎日顔を合わせて生活して楽しいのかな、飽きないのかな、そんなことを考えたりもします。

ピグミー族の暮らしがちょっと垣間見える写真

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彼らが暮らす家の一つ。

中に入れるのは多くても2人ぐらい?

雨季は浸水しないの?と聞いたら、水は入ってくるけど大丈夫だ、というような答えでした。何が大丈夫なのかはよくわからないけど笑。

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キャッサバの粉を沸騰させたお湯に入れて、食事を作っている風景。

粉が水を吸って、モチモチっとした食感に変わります。これ、ピグミー族に会いにくる前日、フォート・ポータルのローカル食堂で食べてました。何だろうと不思議に思ってたけど、キャッサバだったんですね。繋がった!

こちらから興味を持って質問攻めにしたら、楽しそうに答えてくれました。自分たちの文化に興味を持ってくれるのは、誰でも嬉しいってことですよね。

まぁこんな感じで村を1時間ぐらい見せてもらい、またボダボダに乗って帰りました。

まとめ

ピグミー族が住む村は、素朴でいろんなことを考えさせられる場所でした。

行く前は、そして行った時はあまり深く考えていませんでしたが、写真を見返しながら、この村の人々がどんなことを考えているだろう…と思うと、旅人が彼らに払うべきリスペクト、取るべき行動が見えてくるような気がしました。

村の皆さんの人生が、必ずや幸あるものでありますように!

親切にしてくれて、ありがとうございました。