何があるかわからなければ、旅はできないのか? 〜本能のままに旅をするススメ〜

一風変わった場所を目的地に選んで旅をすると周りに言うと、決まって聞かれる質問が、「そんなところに行って、何があるの?」というものです。

どう答えるかはいつも決まっています。

  • 「何があるかわからないからこそ、行くんです」
  • 「何があるかわかっているなら、行く必要はありません!」

しかし、理解してもらえることは少ないです。

実際、目的地に何があるかわからなければ、旅はできないのでしょうか?

投資?消費?浪費?

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少し回りくどい話になりますが、お金の使い方には3種類しかない、という話を何かの本で読んだことがあります。

投資、消費、浪費の3種類です。

お金に関していえば、

  • 投資は、投入した金額以上のリターンが返ってくることを期待して行うもの。
  • 消費は、投入した金額と同等のリターンが返ってくることを期待して行うもの。
  • 浪費は、そもそもリターンを得ることを求めない単なる出費。
というようなことが書いてあったと思います。

時間についても、全く同じことが言えると思います。

全く同じ事象でも、投資・消費・浪費のどれに当てはまるかは変わります。

決して安くない学費を払って、毎週英会話学校に通ってレッスンを受けている人がいるとします。

この人が仮に、基本的な英会話能力を身に付けてそれをベースに世界を舞台に働くことを目指しているのなら、これは投資でしょう。

淡々とレッスンを受けて、基本的な英語を学べたことを自分で満足するだけなら、消費。

誰かに言われて嫌々レッスンを受けているのなら、これはあまり意味を成さないただの出費、要するに浪費ではないかと。

僕にとって、旅は「投資」の一種

旅をするためにお金と時間を使うのは、消費なのか、投資なのか、浪費なのか。

僕にとっては、旅は確実に「投資」の一種です。

  • 自分にとって未知の世界へ、思い切って独力で飛び込んでいく。
  • 五感を総動員して、その新たな世界を味わう。
  • そこで出会った人々と話し、新たな刺激や知見を得る。

これを繰り返していくうちに、世界がより身近に、立体的に感じられるようになりました。

また、世界中の人々と分け隔てなくコミュニケーションを取れるようになりました。

仕事やプライベートで上手く行かないことがあって気持ちが荒んでいても、旅に出ると、リセットできます。

たとえ、それが一時的な気休めに過ぎないとしても。

僕は、旅をすることで人生そのものがよりエキサイティングで面白いものになることを実体験として持っていますし、それを確信しています。

だからこそ、働きながらの生活で制約はあれど、飽きずに何度も何度も旅を続けています。

ただ淡々とお金を使って、ありきたりの観光名所に立ち寄って写真をパシャパシャ撮って満足して…という旅のスタイルではありません。結果的にそういうふうになる場合もありますが。

「消費」の旅からの脱却のススメ

ここまで書いて、目的地に何があるかわからなければ、旅はできないのか?という問いを改めて考えてみたいのですが。

そもそも「そんなところへ行って何があるの?」という質問には、何かがなければ行く意味がない、何があるかわかっていなければお金や時間を使いたくない、という考え方が見え隠れしているように思います。

それは言い換えると、何があるか分かっているものに限ってのみ、自分が適正だと思うお金や時間を使っても良いということです。

これは「投資」ではなく、もはや「消費」の世界だと思います。

リターンを考えすぎると、旅は「消費」になってしまうと考えています。

もちろん、そういう旅のスタイルも存在するわけで、否定はしません。

しかし、受け身でリターンばかりを求めて、リターンの範囲を狭めすぎると、旅はかえってつまらなくなってしまうような気がしています。もったいない話です。

本能のままに旅をしたほうが楽しい

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旅を、損得勘定で考えるのは似合わないと思います。

というか、そうやって考えるとむしろ後ろ向きの理由の方がどんどん思い浮かびそうです。

お金も掛かるし、疲れるし…。

そうではなく、未知の場所へ行くワクワク感、好奇心で自分を鼓舞するほうが、旅は楽しくなるはずです。

そこに何があるか、実はよくわかっていないのだけど、でも、だからこそ行ってみる。

それぐらい先入観を入れずに、良い意味で頭を真っ白にして本能のままに旅ができれば理想的だと、いつも思っています。

ただでさえ、世の中が激変していく21世紀に私たちは生きています。日常の生活においてすら、何がやってくるかわかりません。

であれば、旅をするときも、それぐらい開き直って考えても良いのではないでしょうか。そう思える人には、バックパッカーとしての旅は最適だと思います。

まとめ

実際のところ、私が旅をするのは、旅をすることでどういうメリットがあるか…などと思いを巡らせているわけではありません。

単純に、旅がライフワークと言えるほどに大好きだからです。

いろいろ考えていけばメリットがたくさんあることに気付きますが、それはあくまでも後付けでわかったことです。

オープンな心を持って、冒険心を持って、本能のままに旅をするからこそ、見えてくるものがある。出会える人々がいる。そんなふうに思っています。