ルワンダ(4) ルワンダコーヒーの本場でスペシャリティ・コーヒーを飲みたい!コーヒー農園ツアー後編

バックパック一つでやってきたウガンダ・ルワンダ旅の9日目。

ルワンダの首都キガリから、マタトゥ(乗合タクシー)でフイエまで来たことは前回の記事で書きました。

はるばるフイエまでやって来た目的の一つは、コーヒーの名産地であるルワンダで、農園ツアーに参加すること。今回の記事は、田舎道をクネクネ歩いて辿り着いた農園の入口から、ツアー完結までの一部始終です。

ルワンダ(3) ルワンダの名産品・コーヒーの農園をめざして!首都キガリから、第2の都市フイエ(ブタレ)へ

2019.08.25

農園で焙煎して飲む手作りコーヒーは絶品!

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コーヒーの起源についての説明。

ここへ来る前に、kindleにダウンロードしておいた「珈琲の世界史」を読んで予習していたので、何となく頭に入ってきやすかった気がします。

ちなみに、このガイドは地球の歩き方に写真が載ってます。でも自慢の仕方がそんなに大袈裟ではなくてユーモアのセンスにも溢れていて、僕は好きなタイプのガイドさんでした。もちろんコーヒーのプロであり、かつツアーコンダクターとしてもめっちゃ優秀って感じ。

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コーヒーの実。

これを一つずつ手摘みしていくことになります。気の遠くなるような作業だなぁ。

実のまま食べることもできます。ルワンダ・ケニア出張の合間に参加されていた方曰く、前にも別の場所で実を食べたことがあって、それは甘くて美味しかったそうですが、ここはイマイチだったようです。。

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そうやって取った豆を焙煎してコーヒーにする過程を目の前で見せてもらえます。

薪をくべて、石臼の中に豆を入れて焙煎していきます。この時点でコーヒーの良い香りが充満して、既に幸せな気分に。

焙煎は、ツアー参加者も少しずつ体験させてもらいました。気を抜いてると豆が丸焦げになってしまうので、ずーっと回し続けないとダメ。

気を抜かせないよう、暇しないようになのか、ガイドのおっちゃんは何故か小林明子の「恋に落ちて」をYouTubeで大音量で流し、ノリノリのアフリカンダンスでハミング。この曲はそういう曲じゃないんだけどねw

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焙煎が終わったら取り出して乾かします。

このおっちゃんの穏やかな表情も良いですが、それにも増してこの背後の緑がすごくいい感じ。適度に雨が降る、コーヒー作りに適した気候であることが何となく伝わるかと。

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焙煎して乾かした豆を石臼で擦ります。このプロセスでも、コーヒーの良い香りが辺りに充満します。

今ではコーヒーミルで豆を挽くのが一般的ですが、それを知ったうえで、この原始的ともいえる方法を残していきたい、ここへ来てくれたコーヒー好きの皆さんには是非知ってほしいんだと熱弁されました。

ミルで挽いたものと、石臼で丁寧に潰していったものを飲み比べましたが、まぁビックリしましたね。

素人でもはっきり違いがわかるぐらい、後者の方が明らかに美味しいのです。

豆は間違いなく同じものです。さっきまでそこで一緒に焙煎していたのだから、高度なマジックでも隠されていない限りは。

何故なのかはわからなかったですが、豆の挽き方一つでコーヒーの香りは大きく変わるのだということが実感できました。

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この日は、午後は晴れてきましたが、午前中はずっとこんな感じで、インスタ映えには到底程遠い曇り空でした。

ただ、想定外のハイキングだったから結果的にこのぐらいの曇り空で良かったのではないかと。カンカン照りだったら暑くて堪らなかったはず。

朝晩は想定外に寒かったりもしたし、ただでさえ標高が高い場所ではあるけれど、そうだとしてもルワンダは赤道直下の国であることに変わりはありません。

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ここが農園内で最も標高が高い場所のはずです。フイエ・マウンテンコーヒーまで来たぞ!という証明写真はここで撮れます。

写っているのは、ツアーをご一緒させていただいた他の皆さんをキガリからフイエまで連れてきたドライバー。

最後の方は彼が一番ノリノリで、途中までは気を遣ってカメラマン役に徹していたのが、気付けば自分が被写体になってるw

ここへ来たのは6回目だと言ってたから、初めて来てテンションが上がってるわけでもないはずなんですけどね。

真っ赤なコーヒーの実が織り成す風景は壮観!

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農園を降りて、豆の選別・乾燥・発酵を行っている場所へと案内してもらいました。

農園で収穫された豆は全てここへ持ってこられます。収穫高による歩合制で、具体的な金額は忘れてしまいましたが、1kgでそんな値段にしかならないの?というぐらいの金額です。

明らかに赤くない豆が混じってますがw、少しぐらい誤魔化さないと収穫する側にとってはやってられないときもあるのでしょう(それが仕事なのだから限度はあるけど)。

そういう「美味しいコーヒーにならない豆」はここで弾かないと、世界中の消費者が飲んで認識するルワンダコーヒーの知覚品質に影響してしまいます。だからこそ、この工程はきっと重要なのだと思います。

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あたり一面が緑の「千の丘の国」ルワンダで、これだけ赤が広がる光景はなかなか珍しいんじゃないでしょうか。壮観です!

まぁ、近くに行ってよーく見てみると、赤くない豆も(多少は)混じっているわけですが。。

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一つずつ目で識別して仕分け。気が遠くなりそう。

画像認証の機械とか導入したら処理能力も上がってコストも下がるかも。もっとも、それが農家の方々、ルワンの人々にとって本当に良いことなのかどうかはわかりませんが…。

ここで厳選された豆が、他の豆とは違う区分で高値で取引され、最終的にスペシャリティコーヒーとしてスタバなどで提供されることになります。

原料の豆が生産されている現場を実際に見ると、同じコーヒーでも心なしか今までよりも美味しく感じたりします。日本に帰ったとき、スタバでウガンダ、ルワンダという文字を見つけると、思わず反応してしまうようになりました。

ルワンダの田園風景を楽しんでツアーは終了

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帰りは行きと少し違うルートで、農村の中を歩きながら元の場所へと戻りました。

ツアーの他の方々と、道すがらいろんなお話をさせていただいて、これもまたとても楽しかった!ルワンダの田舎でお会いする時点で、良い意味で普通ではないですからね。話題には事欠かないし、だいたい話題も合うんです。

この子はサッカーボール…みたいだけどボールではない何かを蹴っ飛ばして遊んでましたが、カメラ目線をくれました。

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何を見ているのかな?

ちなみにこの2枚はたまたま一人だけが写っていますが、農村には本当に子供たちがたくさんいて、友達どうし、近所どうしでつるんで遊んでいる子たちが大半でした。こういうところで幼少期を過ごすと、どんな大人になるんだろう。

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このお母さん、10代にしか見えないんだけどなぁ。何歳のときに産んだのか…。

ルワンダはアフリカで2番目に人口密度が高い国だというデータをどこかで見ました(1位はモザンビークだったはず)。若くして命を授かる人が多いということです。のどかな農村で、のびのび育ってほしいと願ってやみません。

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最後にもう1回コーヒーを入れていただき、そのあとはお土産購入タイム。

豆100gはサービスされますが、それに加えて豆を100g×2袋、パウダーを500g×2袋買いました。それでも日本円換算で1,000円ぐらいだったので格安です。ここから先、数日後に帰宅するまでずっと、僕のバックパックを開けるとコーヒーの良い香りが漂い続けていましたw

まとめ

結局、フイエ・マウンテンコーヒーを後にしたのは13時過ぎでした。通常は9〜12時なので、1時間以上オーバーですねw

でもそんなに時間が経っていたとは気付かないぐらい、本当に楽しかった!そして勉強になった!

ルワンダに来たらやっぱりコーヒーは外せないし、でもカフェでただ飲むだけじゃつまらない。農園ツアーも面白いですよ。

ちなみにガイドのおっちゃんは妙な日本語をたくさん知っているので、言葉に不安がある方でも大丈夫だと思います。