ゴアから夜行列車でムンバイへ。敢えて飛行機を使わず12時間掛けて移動する旅の楽しみ

前回の記事で、ゴアのマルガオ駅の設備などについて紹介をしました。

この記事では、マルガオからムンバイの終点まで夜行列車で移動したときの写真などを紹介します。

乗ってれば着くだろう、と言われればそうなのですが、その一言で片付けるには惜しいエピソードには事欠きません。

45分遅れで入線。ムンバイ行き夜行列車に乗り込む!

ゴアのマルガオ発は定刻18:00で、僕は17時過ぎには駅に到着していました。

あとで教えてもらって気が付きましたが、インドは東西に結構広い国なのに、国の中で時差はありません。そして、このゴアはアラビア海に面し、インド半島で一番西に位置する街の一つです。よって、朝日が昇るのが一般的な時間より遅く、逆に日が沈むのが遅い。確かに言われてみればそうです。

そんなこともあって、到着直後はもちろん、列車が入線してくるはずだった18:00頃も、まだまだ日が照って暑かったのですが…。

ようやく鉄道が入線した頃には、既に真っ暗。。。

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といっても18:45頃だったので、まぁ1時間も遅れてない。

インドの鉄道であれば許容範囲内というか、まぁこのぐらいで腹を立てていては旅ができないでしょ、という感じのレベル。

とはいえ早く電車に来てほしいと何度も思ったのは、蚊が異常なほどホームにたくさんいたから!

日が暮れる前は気付きませんでしたが、日が暮れてライトに照らされると、蚊の大群の存在が嫌でも目に入ってくるので、目に入るだけでも若干の気持ち悪さを覚えます。

それに、このままいつまでも到着しないんじゃないか、あるいは自分が知らないところで実は列車は到着して、既に発車してしまったのではないか、そんな不安が頭をよぎるので、無駄に疲れます。一人旅の難点です。

ちなみにわかりやすい写真がないのですが、たぶん自由席の安いチケットを持っているインド人が、まだ停車していないのに無理やりドアをこじ開けて我こそ先に乗り込もうとする様子は異様に映りました。

まぁここから数時間、終点まで行くなら10時間以上乗るわけで、座る席を確保できなければ致命的な問題になりかねないのだろうと想いを巡らせました。

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1st classにする気はなかったですが、人気路線なのか、他に空席がありませんでした。

その1st classの前の車両は、上で書いたように安いチケットを持ったインド人が乗り込む自由席だったりして、構成がよく分かりません。

1st classの車内はこんな感じ

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車内はこんな感じです。

1st classだからといって、特段豪華なわけではないことは伝わると思いますw

真ん中の通路より左側は、通路と並行で座席が配置されています(折り畳んである座席を元に戻すと寝台になります。

通路より右側は、通路に対して垂直方向に座席が配置されていて、1区画4名です。

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座席番号は各座席に明確に示されているので、見ればすぐ分かります。

僕のチケットでは、座席は19でした。乗り込んですぐ目の前の端っこの席。

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端っこだったからなのか、何と電源が付いていました!

それらしきものだけあって、実際には電気が通っていないなんてことはよくありますが、1st classだからなのか、きっちり充電できました。これは全く期待していなかったこともあり、かなり助かった。

おかげで、翌日ムンバイに到着するまでに見たかった「スラムドッグ・ミリオネア」をじっくりAmazon Primeで楽しむことができました(事前にダウンロードしたもの)。

(有料ですが)車内で食事も出ます

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ちなみに夕食も出ます。車掌が注文を取りに回ってきます。

いかにも無料で付いているような口ぶりに聞こえたのですが、最後に「お金の支払いは後で」と言って去っていきました。商売上手だなぁ。。

その夕食はビリヤニで、期待していたより美味かった。

ビリヤニはゴアのビーチで食べるのが最後だろうと思っていたのに、まさかの2食連続ビリヤニとなりました。

確か150Rsで、思ったほど高くなかったので満足です。

全体的にこのゴア→ムンバイの鉄道は、大して期待していなかった割に良い意味で予想を裏切られることが多かった印象です。

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…と気分上々でビリヤニを食べていたら、インド人のご家族のお父さんらしき方が来て、「娘と席が離れてしまっているので変わってもらえないか?」と言ってきました。

いいけど僕はどこへ行ったらいいの?と聞くと、3つ後ろの車両だという。

それはさすがにダメでしょ。車掌が回ってきて近くにその人がいなければ説明させることもできないし、無賃乗車しているとか言い掛かりを付けられる恐れもゼロではない。

そんなやり取りが続いて諦めたと思った数分後、同じ車両のすぐ近くの席を確保したからそこに移ってくれないか?と。

その結果、上の写真のようになりました。上段までバックパックを持って登り、食べかけのビリヤニもこぼさないように運び、後はすぐ横になる。

ここから先は記憶がなく、気が付いたらムンバイ直前まで来ていました。

結構ぐっすり眠れたようです。

ムンバイのターミナル駅に到着

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朝3〜4時ぐらいになると、周りのインド人がガサガサと音を立て始め、カーテンを開けるといつの間にかいなくなっていました。途中下車したようです。

終点のSHIVAJI MAHARAJ CENTRAL駅に到着したのは、写真が示す通り6:44頃。

元々の予定では5:50だったので、1時間遅れです。

といっても冒頭で書いた通り、ゴアを出発する時点で既に45分ぐらい遅れていたわけなので、そう考えると、ほぼ定刻で着いたような感覚です。

12時間乗って15分の遅れなんて、全然問題ないでしょう。

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まだ朝早い時間ですが、チェンナイのときと同じように、たくさん人がいる。

ムンバイの方が都市としての規模はさらに大きいので、なおさらかと思います。

食事ができる店もちらほらありますが、落ち着いて食べられる雰囲気ではなさそうで、とにかく外へ出ることにしました。

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もう7時前だというのに、まだ薄暗い。

最初に書いた通り、インド半島西部に位置するゴアやムンバイは、朝日が昇るのは遅く、逆に日が沈むのは遅い。

結果的に、鉄道が1時間遅れたのはちょうど良かったんじゃないかと、このときようやく思いました。

定刻で着いていたらまだ真っ暗で、さすがに歩いて行くのは躊躇したかもしれません。

まとめ

車内では特に面白いことはありませんでしたが、その代わり爆睡しました。

鍵が掛かるわけではありませんが、カーテンを閉めればプライベート空間は確保されるし、足を伸ばして寝られるし、真っ暗なので安眠を妨げられることもありません。

インド人も家族で旅行していると最初は団欒を楽しんでいますが、1st classということもあってか裕福な金持ちの家庭が多いのでしょう、マナーはしっかりしていますし不快に感じることはありませんでした。

飛行機だと1時間で着くところ、鉄道で12時間掛けて移動したわけですが(しかも結果的に運賃はほぼ同じだった)、それでもやはり僕は鉄道の旅が大好きです。陸路移動でないと感じられない旅の楽しみがあると思います。